2013・4月の句会    ー第99回ー

 

この人今夜丸ごと艶歌している       れいこ

きらい好ききらい好き女同士の花占い

このポケットに幸わせの鍵は納まらない   昌子

遠い海原近い肺のひと呼吸

夕暮れ遠くトランペットの蛍の光      妙子

つかの間光の舞台に立つ草の花花

雪柳の白い指先き宵に揺れる        ゆき

思い残すこといくつかあって 葉桜

ここが母のDNAくすっと山笑う      つゆこ

脳内モードがこんがらかって花吹雪

息をつめて暮らす触れれば散る花      歌也子

せっかくの人生だから笑って散る

嗄れた声の貴婦人でしたか         知宏

疲れて帰る昨日のカレーのうまいことうまいこと

オフィリアの小川は気持ちよく狂っている   弄山

しずくに映る流れ星の命

空へあこがれ花水木の美しい企み      架京

花水木に雨が、もう会えない人なのに

老猫と老妻の機嫌とる老夫悲し       人美

跳べば私の青空

寒暖の空もう少しを生きたす桜花      喜久也

きっぱりとは散れないよ花びら舞い狂う

春うらら鯉を見ると数えてしまう      貴子

忘れてもいいですよ花びらは舞う

ほのあかりにきわだつすがたさくらさくら   尚美

つみゆく草のうしろから生ゆ