エトレ第173回句会会報 2025・11・23
1 金木犀咲いて閉店の貼り紙 酔魚
歌也子・ゆき・架京・麻由可
※ドラマ感
2 ミサイル飛んで戦場の野糞おそろし けんじ
3 案外棲みよい私の沼 麻由可
けんじ・立日十・ゆき・楽遊原・〇望埜・和宏・克彦・架京・柳扇
※「沼」の本質・幸せ感
4 団栗と子熊と子どものレストラン 立日十
かえい・
※メルヘン
5 その人も十月桜を見に来た人だった 啓司
6 洗面所の歯ブラシ一本石鹸一個と私 歌也子
啓司・架京・麻由可
※・簡素な暮らし
7 売却した家に新たな灯りがともっている ゆき
酔魚・けんじ・望埜・圭一・克彦・
※安堵感
8 秋深し このつぶあんは甘すぎる 貴子
圭一・
9 税込料金が見えない老眼 楽遊原
酔魚・
※共感
10 鍵しっぽがキャットタワーから世界をさわっている 望埜
11 23回のままの献血回数 和宏
楽遊原・ちか・克彦・柳扇
※すごい回数、その後は。
12 街は灰色一瞬のゲリラ雨 かえい
啓司
13 ほめられてちょっと嬉しいAIだけど ちか
けんじ・望埜・和宏・
※複雑な気持ち
14 歩けば路地塀に運動靴三足干してある 人美
啓司・〇歌也子・
15 消毒された部屋に電子音 和宏
啓司・貴子・かえい・
※ICUか。
16 夕闇かわいい声のカラスが居ってな 圭一
酔魚・立日十・貴子・
※昔話風
17 ガーゼのような秋の赤ん坊の匂い 架京
啓司
18 熊につかまり森に連行 克彦
※現実にある
19 柚子ひとつ浮かし母には逢えぬこと 架京
啓司・歌也子・
20 空気パンパンのタイヤで逢いに行く 楽遊原
酔魚・けんじ・立日十・〇啓司・圭一・
※無邪気なやる気
21 月の匂う夜を歩く 麻由可
酔魚・ゆき・和宏・ちか・
※ロマンチック
22 買われた庭に紅葉がひとひら 柳扇
※寂寥感
23 今年も実らず枝先まで濡れる 郁也
啓司・楽遊原・
※作者の思いと二重写し
24 明日のことは明日にまかせ布団に沈む 立日十
酔魚・けんじ・歌也子・望埜・かえい・圭一・
※何か悩みが。
25 雨模様パズル解くだけのいちにち 酔魚
ちか・麻由可
※共感
26 どんぐり頭に当たり里暮れてゆく かえい
啓司・
27 レンズに輝く応援団の汗しぶき 克彦
立日十・かえい・
※阪神か。
28 ポケットから転がり出た団栗明日は土に返そう ゆき
29 同じ衣の色が違う それでいい 望埜
30 看板のピタくん一人なお客を待つ ちか
かえい
31 拾った貝殻に秋の日差しのぬくもり 啓司
歌也子
32 限界の短さの鉛筆落ちていて二学期末 圭一
啓司・克彦・
※学期末の悲哀。
33 つぎの世は象使いと決めて眠る けんじ
酔魚・和宏・圭一・架京・麻由可
※一大決心
34 面影追えど貴方の姿はここに無し 柳扇
35 僕は風邪こじらせ熊は冬眠あきらめる 人美
けんじ・望埜
※情けなさ
36 炎天もほくほくの味にしてカボチャの煮もの 貴子
37 ヤモリ痩せてゆく冬を迎える 郁也
啓司・貴子・柳扇
※晩秋のもの哀しさ
38 秋のさまざまの色持って野の道 歌也子
立日十・ちか・克彦・架京

諸々の用事が重なり句会報が遅くなりました。今回、句評は発言された方々の中の一つを書いております。
次回は1月、新年度になりますので、会費の件お願いいたします。
それから、どなたか、ファックスかスキャンで結果をお送りしたら、
それぞれの句をどなたが採ったかだけ記入していただけるボランティアをしてくだいませんでしょうか。
ご都合のつく回だけでも結構です。是非共お願いします。
それでは皆様よいお年をお迎えください。 小山
(会費について)
・句会に出席してくださっている方は一年分3000円、遠方の方は、2000円をお願い致します。
(但し学生は無料とします。)
・会費は1月の句会の折に直接かえいさんの方にお願いします。1月の句会欠席の方、
及び遠方の方は下記の小山の通帳に振り込んでください。
(小山の住所は、〒560―0055 大阪府豊中市柴原町1-5―9)。
ゆうちょ口座 14020―3 17973761 コヤマタカコ
他行からの場合 四〇八 408 普通1797376 コヤマタカコ