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第162回 奈良吟行   2024・1・28

 

    〇△□鍋の宇宙は平和である            ちか

   凍てつく夜滲む虹の輪つかずはなれず

 

   〇鳥が飛んだ障子の向こう              克彦

    森歩く足音に睦言

   〇毛並のよい鹿悪い鹿平等にせんべい

 

   〇電線にひっかかった夕焼けがあかんべーしてる    人美

   〇パートタイマー純子のあおぎ見る青空

   〇夜の鹿は闇の鍵穴さがしてる

 

   〇三月堂への石段「古寺巡礼」の表現懐かしい      かえい

    古寺巡礼今スマホとAI(エーアイ)頼り

   〇異国(とつくに)の友あふれおり奈良の町

    華厳の寺鹿の群と工事中

 

   ◎煎餅もぎ取る神の使いの鹿だ         けんじ

   〇花束抱く電車に居場所がない

   〇出勤の襟からシップ薬が出ている

 

   〇ペットボトルだらりと男指先から眠る      貴子

   〇月光浴びるホームで電車八分遅れます

   〇阿修羅似の少年見つめる鹿の瞳

    (◎3点以上、〇1,2点句)